この記事の結論
運営会社と規約が公開された一括見積もりサイトで、頼む会社は自分で選ぶ。連絡と断りは自分で受け持つ前提で使う。
2026年9月27日に、公式サイトの会社概要、利用規約、個人情報の取扱い、よくある質問、販売施工店向けページを読んで確かめた内容です。
先に結論
- 運営は株式会社グッドフェローズ。会社概要に所在地、設立日、代表者が載っていて、フッターにはプライバシーマークの表示がある
- 見積もりを頼む会社は自分で選ぶ。運営会社が会社を割り振るのではなく、入力のあとに利用者が企業を選ぶ流れと公式に書かれている
- 申し込むと、選んだ企業から直接連絡が来る。電話かメールかは書かれていない。断りの代行の記述は無い
- 対象は蓄電池だけ。太陽光パネルとのセットは、同じ会社のタイナビへ案内される
- 公式サイトの補助金の告知には古いものが残っている。東京都の補助金はクール・ネット東京の公式で確かめる
タイナビ蓄電池の仕組み
公式の説明では、タイナビ蓄電池は「全国の選りすぐりの蓄電池販売企業最大5社を【無料】でご紹介するサービス」です。利用規約には、このサービスは広告掲載サービスの一つで、運営会社は利用者と業者のあいだで代理や斡旋をしない、という趣旨が書かれています。見積もりを出すのも契約するのも販売企業で、運営会社は間に入りません。
公式ページで確かめた基本情報(2026年9月27日)
| 運営会社 | 株式会社グッドフェローズ(設立 2009年3月6日。代表取締役社長 長尾泰広) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都品川区西五反田7-13-5 DK五反田ビル8階 |
| サービスの形 | 蓄電池の一括見積もり。入力後に、見積もりを頼みたい企業を利用者が選ぶ |
| 紹介される社数 | 最大5社(公式の表記) |
| 利用者の費用 | 公式ページには「ここまで 完全無料!」とある |
| 見積もりの対象 | 蓄電池のみ。太陽光パネルとのセットは姉妹サイトのタイナビ(住宅用)かタイナビNEXT(法人の産業用)へ案内 |
| 登録する販売店の審査 | 販売施工店向けページに、登記簿謄本の写し(3ヶ月以内のもの)、自社施工の場合は施工IDの写しと損害保険証書の写しを求めると明記 |
| 登録社数 | タイナビ蓄電池だけの社数は書かれていない。販売施工店向けページに「登録社数:450社以上 ※タイナビシリーズ全体」 |
当サイトで蓄電池の一括見積もりサービス3つの公式を読んだなかで、登録する販売店に出させる書類まで書いていたのはタイナビ蓄電池だけでした。書類があれば良い会社という意味ではありませんが、法人として登記がある会社かどうかは、入口で一度確かめられていることになります。公式サイトには販売施工店の一覧ページもあり、会社を選ぶ前に名前を見ておけます。
タイナビ、タイナビ発電所との違い
「タイナビ」と付くサイトは複数あり、どれも株式会社グッドフェローズのものです。評判を検索すると別のサイトの記事が混ざるので、先に整理しておきます。
タイナビと名の付く主なサイト
| タイナビ蓄電池 | 家庭用と産業用の蓄電池の一括見積もり。この記事で扱うサイト |
|---|---|
| タイナビ | 住宅用の太陽光発電(蓄電池とのセットを含む)の一括見積もり |
| タイナビNEXT | 法人向けの産業用太陽光発電の見積もり |
| タイナビ発電所 | 太陽光発電所の投資と売却の売買サイト。自宅に機器を付ける話ではない |
自宅に蓄電池を付けたい人が見るべきなのは、タイナビ蓄電池か、太陽光も一緒ならタイナビです。タイナビ発電所の評判記事は、発電所を買う投資家の話なので、読んでも判断の材料になりません。
申し込むと何が起きるか
公式に書かれている流れを、そのまま並べます。
- 設置予定場所の郵便番号を入れ、設置場所(一戸建て住宅、マンション一室など)を選ぶ
- 氏名、住所、メールアドレス、電話番号などを入力する
- 見積もりを頼みたい企業を選ぶ
- 選んだ企業から連絡が来る(公式の表記は「お問い合わせ企業から連絡が入る!」)
- 見積もりを比べて、納得した会社に頼む(公式の表記は「業者を決定!」)
2番目以降の入力画面は、送信を伴うため確かめていません。どの項目が必須か、企業を何社まで選べるかの細かい条件は、申し込みの画面で確かめてください。
申し込む前に知っておくこと
良いことだけでは判断できないので、公式の記述から読み取れる注意点を先に書きます。申し込んでから思っていたのと違った、となりやすいのはこのあたりです。
連絡は選んだ各社から直接来る
運営会社がいったん受けて取り次ぐ、という記述はありません。5社を選べば、5社がそれぞれ連絡してくると考えておくのが自然です。連絡の手段(電話かメールか)と、いつごろ来るかも書かれていません。電話は来る前提で、出られる時間帯を先に決めておくと慌てずに済みます。
断りの代行は書かれていない
ほかの一括見積もりサイトには、運営会社が断りの連絡を代わりにすると書いているところもあります。タイナビ蓄電池の公式には、その記述が見当たりませんでした。利用規約では、業者との交渉や契約は利用者が自分の責任で行うものとされています。断るときは自分で各社に伝えます。
入力した情報は、選んだ企業に渡る
個人情報の取扱い(見積ユーザー様)には、氏名、住所、メールアドレス、電話番号などの入力した情報を、蓄電池を扱う企業に提供すると書かれています。渡す項目と渡し先がはっきり書いてあるのは、むしろ親切なほうです。利用目的には、運営会社のサービスの案内も含まれています。あとから利用の停止や第三者への提供の停止を申し出る窓口も書かれています(株式会社グッドフェローズ 個人情報問合せ窓口、03-6420-0515)。
補助金の告知に古いものが残っている
2026年9月27日の時点で、トップページとよくある質問に「<2024年速報>」「2024年2月現在」といった2024年時点の補助金の告知が残っていました。補助金のページ自体は2026年5月28日の日付で、見積もりを取った販売店に補助金の要望を伝えるよう案内しています。運営会社が申請を代わりにするとは書かれていません。補助金の金額や条件は、サイトの記述ではなく東京都と区市町村の公式で確かめてください。
相場の数字がページごとに違う
同じサイトの中で、蓄電池の価格の目安が「約80〜200万円」「70〜200万円(税込)」「約100~150万円」と、ページによって違う書き方になっていました。サイトに書かれた相場で手元の見積書を判断しないほうが安全です。後半で、国の資料の数字を使った見方を書きます。
⚠ まとめると
申し込むと、選んだ会社から直接連絡が来て、断るのも自分です。運営会社が業者との間に入って守ってくれる仕組みではありません。そのかわり、どの会社から連絡が来るかは、申し込む時点で自分で決められます。
ここまで読んで、電話が何本も来るのは困ると感じた人もいると思います。その場合は、選ぶ会社を絞れば連絡の数も絞れます。公式の流れでは、連絡してくるのは自分が選んだ企業です。5社すべてを選ぶよう求める記述は、読んだ範囲にはありませんでした。
当サイトはA8.netを通じてタイナビ蓄電池およびタイナビ(太陽光)と提携しており、このページのリンクから申し込みがあると紹介料を受け取ります。
連絡してくる会社は、自分で選んだ会社だけ
郵便番号を入れると、見積もりを頼む企業を選ぶ画面に進みます。電話を受けられる数だけ選び、出られる時間帯を最初の電話で伝えてください。届いた見積もりを見てから断って構いません。断るときは、自分で各社に伝えます。
向いている人、向いていない人
タイナビ蓄電池が向いている人
当てはまるなら候補になる
向いていない人
- 太陽光パネルと蓄電池をセットで付けたい:タイナビ蓄電池の対象は蓄電池だけ。公式でもタイナビへ案内されている(下の節)
- 業者との連絡や断りを、運営会社に任せたい:断りの代行は書かれていない。任せたいなら、代行を明記しているサービスを選ぶ(一括見積もりサービスの比較)
- 電話を受けたくない:申し込むと選んだ企業から連絡が来る流れなので、連絡を受けずに見積もりだけ受け取ることは想定されていない
太陽光も一緒に考えている場合
まだ太陽光を載せていない家で、パネルと蓄電池を一緒に考えているなら、タイナビ蓄電池ではなく同じ会社のタイナビ(住宅用の太陽光発電の一括見積もり)が窓口です。タイナビ蓄電池の見積もりフォームで「太陽光パネルと蓄電池セット」を選ぶと、タイナビへの案内が出ます。蓄電池だけの見積もりと、セットの見積もりは別の申し込みです。
パネルと蓄電池をまとめて見積もりたい方へ
セットの見積もりは、住宅用の太陽光発電を扱うタイナビで頼みます。タイナビも最大5社から見積もりを取って比べる流れと公式に書かれています。
見積もりが届いたら確かめること
見積もりを集めるのは、並べて比べるためです。届いた見積書を、次の数字と項目で見てください。
価格の目安は国の資料で見る
経済産業省の検討会資料(2024年11月)では、家庭用蓄電池の価格は、補助事業以外で設備費が1kWhあたり15〜20万円、工事費が1kWhあたり2万円程度とされています。補助事業に申請されたものの平均は、2023年度で設備費11.1万円、工事費1.0万円(いずれも1kWhあたり)でした。たとえば10kWhの蓄電池なら、補助事業以外の目安で設備費150〜200万円、工事費20万円ほどになります。見積書の総額を容量(kWh)で割って、この範囲と比べてみてください。資料(経済産業省)
総額と容量を入れれば、見積もり診断で1kWhあたりの金額と補助金を引いたあとの負担を出せます。
東京都の補助金は公式で確かめる
クール・ネット東京の案内では、令和8年度の家庭用蓄電池の補助は1kWhあたり10万円、DR(電力会社の要請に合わせて充放電を調整する取り組み)に参加しない場合の上限は120万円とされています。10月1日以降の申請は、SIIの令和8年度の登録製品だけが対象です。国のDR補助金は2026年5月29日で受付を終えています。金額や条件は変わることがあるので、申し込む前にクール・ネット東京の公式ページで確かめてください。区市町村の上乗せは区市町村の補助金一覧で調べられます。
届いた見積書に書いてあるものにチェック
空欄があれば、その会社に書き足してもらうよう頼めば済みます。同じ項目で2枚、3枚と並べると、どこが高いのかが見えてきます。手元に訪問販売の見積書しかない人は、300万円の見積もりは高いのかで見方を書いています。
手元の見積もりと同じ容量で、別の会社の数字を並べる
いま持っている見積書の容量と型番を、選んだ会社に最初の電話で伝えてください。同じ条件で出してもらえば、1kWhあたりの金額をそのまま比べられます。
一括見積もりサービスはほかにもあり、運営会社が会社を選ぶところや、断りを代わりに伝えると書いているところもあります。違いは蓄電池の一括見積もりサービスの比較にまとめました。
よくある質問
タイナビ蓄電池の評判はどうですか?
運営は株式会社グッドフェローズ(2009年設立、東京都品川区)で、会社概要と利用規約、個人情報の扱いが公開されています。見積もりを頼む会社を利用者が自分で選ぶこと、登録する販売店に登記簿謄本の写しなどの書類を求めていることが公式に書かれています。一方で、断りの代行は書かれておらず、トップとよくある質問には2024年時点の補助金の告知が残っています。評判の良し悪しより、この仕組みが自分に合うかで決めるのが確実です。
タイナビ蓄電池に申し込むと電話はかかってきますか?
公式の流れには、申し込むと「お問い合わせ企業から連絡が入る」とあります。連絡してくるのは、申し込みのときに自分で選んだ企業です。電話かメールかは公式に書かれていないので、電話は来る前提で考えてください。運営会社から確認の電話が来るという記述は、読んだ範囲にはありませんでした。
タイナビ蓄電池で見積もりを取ったあと、断るにはどうすればいいですか?
断りは自分で各社に伝えます。公式には断りの代行の記述が無く、利用規約では業者との交渉や契約は利用者が自分の責任で行うものとされています。見積書を受け取ったあとに、今回は見送りますと電話かメールで伝えれば足ります。個人情報の利用停止や第三者への提供の停止は、株式会社グッドフェローズの個人情報問合せ窓口に申し出られると公式に書かれています。
タイナビ蓄電池とタイナビ(太陽光)、タイナビ発電所は同じものですか?
どれも株式会社グッドフェローズのサイトですが、扱うものが違います。タイナビ蓄電池は蓄電池だけの見積もり、タイナビは住宅用の太陽光発電(蓄電池とのセットを含む)の見積もり、タイナビ発電所は太陽光発電所の投資と売却の売買サイトです。太陽光パネルと蓄電池をセットで考えている人は、タイナビ蓄電池の公式でもタイナビへ案内されています。
タイナビ蓄電池に入力した個人情報はどこに渡りますか?
公式の個人情報の取扱い(見積ユーザー様)に、氏名、住所、メールアドレス、電話番号などの入力した情報を、蓄電池を扱う企業に提供すると書かれています。利用規約では、利用者が見積もりを希望した事業者へ開示するサービスとされています。利用目的には運営会社のサービスの案内も含まれます。開示や利用停止の問い合わせ先は、株式会社グッドフェローズ 個人情報問合せ窓口(03-6420-0515)です。
タイナビ蓄電池の口コミは参考になりますか?
2026年9月27日に評判で検索した範囲では、上位に比較サイトや口コミまとめが並び、公式は出てきませんでした。名前の近いタイナビ発電所や、太陽光のタイナビの記事も混ざります。読む前に、その記事がタイナビ蓄電池の話かを確かめてください。申し込むか決めるには、口コミより、連絡の来方と断りの扱いを公式の規約で見るほうが確かです。
まとめ
- タイナビ蓄電池は株式会社グッドフェローズの蓄電池の一括見積もりサイト。頼む会社は最大5社まで自分で選ぶ
- 申し込むと選んだ各社から直接連絡が来る。断りの代行は書かれておらず、交渉は利用者の責任と規約にある
- 太陽光パネルとのセットは姉妹サイトのタイナビ。タイナビ発電所は投資用の別サイト
- サイト内の補助金の告知と相場の数字は古いものや揃っていないものがある。補助金はクール・ネット東京、価格は国の資料で見る
社名で検索して、規約まで気にしてここにたどり着いたのなら、申し込む前に確かめるべきことはもう押さえています。どの会社から連絡が来るかは自分で決められて、見積書を見てから断っても構いません。
今日できることを1つ挙げるなら、住んでいる区や市の蓄電池の補助金を区市町村の補助金一覧で調べておくことです。5分もかかりません。都の補助と合わせていくら戻るかが分かっていれば、見積書が届いたときに見るところがはっきりします。