この記事の結論
「家中使いたい」なら全負荷型一択。コスト重視で最低限の備えなら特定負荷型でよい。
全負荷型は停電時に全ての電気回路が使えますが、設置工事が複雑で費用が高くなります。特定負荷型は指定した回路(冷蔵庫・照明・コンセント数口など)しか使えませんが安く導入できます。「停電時にエアコン・IHを使いたいか」で判断が分かれます。
全負荷型・特定負荷型どちらが自分の家に合うか確認したい方へ
東京23区・施工実績10,000件のファミリー工房が無料シミュレーション。停電時の使い方・補助金額も含めて提案します。
全負荷型と特定負荷型の根本的な違い
この2つの違いは「停電時にどこまで電気を使えるか」です。通常時(電力系統が繋がっている時)はどちらも同じように動作しますが、停電が起きた時に大きな違いが出ます。
全負荷型 vs 特定負荷型:基本比較
| 項目 | 全負荷型/特定負荷型 |
|---|---|
| 停電時に使える範囲 | 家中の全回路(分電盤の全てのブレーカー)/指定した回路のみ(専用コンセント・特定ブレーカー) |
| 停電時のエアコン | 使える/基本的に使えない(専用回路に含めれば使える機種あり) |
| 停電時のIH・エコキュート | 使える(容量内)/使えない(大電力機器は対象外が多い) |
| 工事の複雑さ | 複雑(分電盤の改修が必要)/シンプル(専用回路の配線のみ) |
| 導入費用(工事費含む) | 特定負荷型より20〜50万円程度高いことが多い |
| 東京都補助金対象 | SII登録機器なら両方対象。補助金額は容量ベースで同じ。 |
「停電時に家中使える」という営業トークは全負荷型に限った話です。特定負荷型を選んだ場合、停電時に使えるのは設置時に指定した回路(通常は冷蔵庫・照明・コンセント数口程度)に限られます。
ハイブリッド型・単機能型・DCリンク/ACリンクの違い
全負荷型/特定負荷型と並んで、「ハイブリッド型」「単機能型」「DCリンク」「ACリンク」という用語も判断軸として重要です。これらは「太陽光と蓄電池をどう接続するか」の違いで、効率・コスト・設置スペースに影響します。
ハイブリッド型 vs 単機能型の比較
| 項目 | ハイブリッド型/単機能型 |
|---|---|
| パワーコンディショナー | 太陽光と蓄電池で1台共通(一体型)/太陽光用と蓄電池用で2台必要 |
| 変換ロス | 少ない(DCのまま蓄電:1回の変換)/多い(DC→AC→DCで2回変換)。発電量の3〜5%程度の差 |
| 設置スペース | コンパクト/2台分のスペース必要 |
| 導入コスト | 新設時はハイブリッド型が有利/後付け時は単機能型が安い場合がある |
| 太陽光既設の場合 | 既存パワコンを撤去・交換する必要あり/既存パワコンをそのまま使える |
| 代表機種 | シャープ クラウド蓄電池(ハイブリッド)/パナソニック 創蓄連携/田淵電機 EIBS7/ファーウェイ LUNA2000 |
| 代表機種(単機能) | 京セラ エネレッツァ/オムロン マルチ蓄電プラットフォーム/ニチコン ESS-U |
DCリンク vs ACリンク
- DCリンク方式:太陽光で発電したDC電力を、変換せずそのまま蓄電池に蓄える方式。変換ロスが少なく効率的(ハイブリッド型の多くがこの方式)。
- ACリンク方式:太陽光のDC電力を一度AC電力に変換し、蓄電池側で再びDCに変換して蓄える方式。変換ロスはあるが、既存設備との互換性が高い(単機能型の多くがこの方式)。
卒FIT後に蓄電池を後付けするタイミングの方は、既存のパワコン寿命(10〜15年)と合わせて単機能型かハイブリッド型かを判断することになります。パワコン交換時期と蓄電池導入を合わせるとハイブリッド型が有利です。
停電時に使える家電・使えない家電:型式別早見表
「停電時に何が使えて何が使えないか」を、型式別に整理します。
停電時の家電使用可否(目安)
| 家電・設備 | 全負荷型/特定負荷型/消費電力の目安 |
|---|---|
| 冷蔵庫 | ○ 使える/○ 使える(専用回路含む)/約150〜200W |
| 照明(LED) | ○ 使える/○ 使える/一般住宅全体で100〜200W程度 |
| スマホ・PC充電 | ○ 使える/○ 使える(専用コンセント経由)/数十W |
| テレビ | ○ 使える/△ 回路次第/100〜200W |
| エアコン | ○ 使える/× 基本使えない/500〜2,000W |
| IHクッキングヒーター | ○ 使える(容量内)/× 使えない/3,000〜6,000W(非常に大きい) |
| エコキュート | △ 使えるが推奨しない(大電力)/× 使えない/1,000〜3,000W |
| 電子レンジ | ○ 使える(短時間)/△ 回路次第/1,000〜1,500W |
| 井戸ポンプ | △ 仕様次第/× 基本対象外/100V・200Vと始動電力を要確認。断水リスクがある家庭は現地調査でバックアップ回路指定 |
| 汚水ポンプ・排水ポンプ | △ 仕様次第/× 基本対象外/停電でトイレ・排水が止まる家はポンプ電圧、始動電力、浸水しない設置場所を確認 |
| タンクレストイレ | △ 回路次第/× 基本対象外/停電時の手動洗浄可否、給水ポンプ有無、トイレ回路を守るかを事前確認 |
| ドライヤー | ○ 使える(短時間)/△ 回路次第/1,200〜1,400W |
⚠ 「使える」≠「何時間でも使える」
全負荷型でも蓄電池の容量は有限です。消費電力の大きいエアコン・IHを常時使うと蓄電池が数時間で空になります。「停電時に何を優先して使うか」を事前に決めておくことが重要です。
停電時に何時間使えるか:容量別シミュレーション
「9.9kWhの蓄電池を入れたら、停電時に何時間使えるか」を使い方別に試算します。
9.9kWh蓄電池・停電時使用時間の目安
| 使い方 | 消費電力の目安/持続時間の目安 |
|---|---|
| 最小限モード (冷蔵庫+照明+スマホ充電) |
約300〜400W/約24〜33時間 ※太陽光発電があれば昼間に充電できるためさらに長持ち |
| 快適モード (冷蔵庫+照明+テレビ+エアコン1台) |
約1,000〜1,500W/約7〜10時間 ※夏の猛暑・冬の寒波時はエアコンが特に消費 |
| フル稼働モード (エアコン複数+家電全般) |
約3,000W以上/約3〜4時間以内 ※停電が長引く場合には持たない |
| IHで調理(全負荷型) | IH1口で3,000〜6,000W/1〜3時間で蓄電池消費 ※停電時のIH使用は最小限に留めるのが現実的 |
太陽光発電と蓄電池を組み合わせている場合、昼間は太陽光から直接電力を使いながら蓄電池を充電できます。停電が2〜3日続くような状況でも、晴天であれば「最小限モード」で生活を維持できる可能性があります。
高齢者の猛暑停電でエアコンを守る確認表
高齢の親がいる家では、「停電時に家中使えるか」よりも先に、猛暑の夜に寝室またはリビングのエアコンを何時間守れるかを確認してください。環境省は熱中症予防情報サイトで暑さ指数(WBGT)などを公開しており、夏の停電は単なる不便ではなく健康リスクになります。
見積もり前に確認する項目
「全負荷型なら安心」で終わらせないでください。高齢者の猛暑停電対策では、200V対応・停電時出力・対象回路・残量設定・台風前の満充電操作まで確認して初めて実用的です。
価格差はどのくらいか:工事費・補助金との関係
全負荷型と特定負荷型の価格差は、主に工事費の差から来ます。
全負荷型 vs 特定負荷型:コスト比較(目安)
| 本体価格 | 全負荷型の方が同容量でも2〜10万円程度高い製品が多い(メーカー・機種による) |
|---|---|
| 工事費 | 全負荷型は分電盤の改修が必要なため、特定負荷型より10〜30万円程度高いことが多い |
| 補助金(東京都) | どちらも同じ計算(10万円/kWh)。全負荷型・特定負荷型で補助金額は変わらない |
| 実質的な費用差(目安) | 同容量であれば全負荷型は特定負荷型より20〜50万円程度高くなることが多い |
補助金は蓄電容量(kWh)ベースなので、全負荷型・特定負荷型で受け取れる補助金額は同じです。ただし全負荷型の工事費が高い分、実質負担額は全負荷型の方が20〜50万円程度大きくなることが多いです。この差を「停電時にエアコン・IHが使えること」で正当化できるかどうかが判断のポイントです。
メーカー別おすすめ機種(パナソニック/シャープ/長州産業/京セラ/ニチコン/テスラ)
全負荷型・特定負荷型を扱う主要メーカーと、代表的な機種を整理します。同じ容量でも機種により価格・保証年数・停電時出力・サイクル寿命が異なるため、メーカーごとの特徴を理解して見積もり時に比較してください。
主要メーカーの代表機種と特徴(2026年時点)
| パナソニック 創蓄連携システムS+ |
容量:5.6kWh / 6.5kWh / 9.6kWh / 12.7kWh。全負荷型対応モデルあり。HIT太陽光パネルとの相性◎。蓄電池容量充実、AiSEG2との連携でスマート化。耐用年数想定15年・サイクル数約12,000。 |
|---|---|
| シャープ クラウド蓄電池システム |
容量:4.2kWh / 6.5kWh / 8.4kWh / 9.5kWh / 13.0kWh。ハイブリッド型・全負荷型に強い。AIによる蓄電池運用最適化(コネクテッドソリューションズ)、JET認証取得。 |
| 長州産業 スマートPVマルチ |
容量:6.5kWh / 9.8kWh / 16.4kWh。大容量モデル豊富で家族人数の多い世帯向け。長州産業独自パネルとセット提案で価格競争力高い。 |
| 京セラ エネレッツァ/エネレッツァプラス |
容量:5.0kWh / 10.0kWh / 15.0kWh。クレイ型リチウムイオン電池採用で発火リスク低減。15kWhモデルは国内最大級。長期保証15年。 |
| ニチコン ESS-T3 / ESS-U2L1 / トライブリッド |
容量:4.1kWh / 7.4kWh / 11.1kWh / 14.9kWh。V2H対応のトライブリッド蓄電システムが特徴。電気自動車との連携を考えるなら第一候補。 |
| オムロン マルチ蓄電プラットフォーム |
容量:6.5kWh / 9.8kWh / 16.4kWh。後付け増設に対応しやすい設計。屋内設置可能でデザイン性も高い。 |
| 田淵電機 EIBS7(アイビス7) |
容量:7.04kWh / 14.08kWh。業界最小・最軽量クラスで狭小住宅・既設改修向き。屋外設置・塩害対策モデルあり。 |
| ファーウェイ LUNA2000 |
容量:5kWh / 10kWh / 15kWh(モジュール式)。ハイブリッドパワコン一体型でコスト競争力◎。海外メーカーながら国内施工網拡大中。 |
| テスラ Powerwall |
容量:13.5kWh。大容量・スマホアプリ運用が魅力。価格は高いがブランド力と性能で根強い人気。停電時の自動切替が速い。 |
| ダイヤゼブラ電機(旧パワコン) | マルチ蓄電池システム対応。OEMで他メーカー製品にも採用。 |
2026年時点で東京都の補助金(クール・ネット東京)対象になる機器は、SII(環境共創イニシアチブ)の登録機器リストで確認できます。見積書の型番をSIIで検索して補助金対象か確認してから契約してください。
単相3線式200V対応・分電盤改修・エアコン専用回路
全負荷型蓄電池を選ぶ場合、自宅の配電方式と分電盤の容量が条件を満たしている必要があります。古い戸建てでは単相2線式(100Vのみ)の場合があり、200V機器(エアコン・IHクッキングヒーター・エコキュート)を使うには配電方式変更工事が必要です。
配電方式と全負荷型蓄電池の対応
| 単相2線式(100V) | 古い戸建て・小規模住宅で見られる方式。200V機器が使えない。全負荷型蓄電池の前に「単相3線式化」工事が必要(10〜30万円程度)。 |
|---|---|
| 単相3線式(100V/200V) | 現在の住宅で主流。100V/200V両対応で、エアコン・IH・エコキュートが使える。全負荷型蓄電池の標準環境。 |
| 三相3線式 | 業務用・大型設備向け。一般家庭ではほぼ採用されない。 |
| 主幹ブレーカー容量 | 30A・40A・50A・60Aが一般的。全負荷型は瞬間使用電力が大きいため40A以上推奨。容量不足の場合はアンペア契約変更も検討。 |
| 分電盤の改修 | 全負荷型では分電盤に専用ブレーカー追加が必要。築年数が古い住宅は分電盤自体の交換が発生する場合あり(5〜15万円追加)。 |
| エアコン専用回路 | 停電時にエアコンを使うには、エアコン専用の200V回路が分電盤に組まれている必要あり。後付け配線工事は1回路あたり3〜8万円。 |
築20年以上の戸建ては、特に配電方式・分電盤・主幹容量の確認が重要です。現地調査時に必ず「全負荷型を想定したら追加工事は何が必要か」を聞いてください。追加工事費は見積もりの段階で大きな差を生みます。
蓄電池で200Vエアコンは停電時に使える?見積書で確認する3項目
「蓄電池を入れれば停電時でもエアコンが使える」と聞いて導入したのに、実際に停電したら200Vのエアコンだけ動かなかった——この失敗は、見積もり段階で確認すべき3つの項目を見落としたことが原因です。200Vエアコン(主にリビング用の大型機種)は100Vの家電とは配線の仕組みが違うため、蓄電池側が対応していなければ停電時に使えません。
200Vエアコンを停電時に使うための確認チェックリスト
不明な場合の確認方法:見積書に記載されている蓄電池の型番・パワコンの型番をメーカーのサポート窓口または施工店に伝え、「この組み合わせで停電時に200Vエアコンは使えますか?」と直接確認してください。カタログの「自立運転時出力」の項目に「100V/200V」と記載があれば200V対応です。
200Vエアコンは消費電力が大きい(1台あたり1,000W〜3,000W程度)ため、蓄電池の容量によっては稼働時間が短くなります。容量別シミュレーションもあわせて確認し、停電時にどの程度の時間使えるか見積もってください。
V2H併用と全負荷型蓄電池(トライブリッド・ニチコン)
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド(PHEV)の駆動用バッテリーを家庭用電源として活用する仕組みです。停電時の電源確保を最大化するなら、「全負荷型蓄電池+V2H+EV」の三重構成が現時点で最強の組み合わせです。
- ニチコン トライブリッド蓄電システム:太陽光・蓄電池・V2Hを1台のパワコンで統合。最大の効率と省スペース。EV所有者の第一候補。
- ニチコン EVパワー・ステーション(V2H単体):既設の太陽光・蓄電池と組み合わせる汎用V2H。日産リーフ・三菱アウトランダーPHEV・ホンダe・テスラに対応。
- パナソニック eneplat(エネプラット):パナソニック創蓄連携とV2Hの統合システム。
- 東光高岳 V2H:業務用にも展開。家庭用は限定的。
EVのバッテリー容量は40〜100kWh程度で、家庭用蓄電池(5〜15kWh)の3〜10倍の電力量を持ちます。停電時にEVから家へ給電すれば、数日間の生活継続が現実的になります。V2Hの実質41万円シミュレーション記事もあわせて確認してください。
蓄電池の寿命・サイクル数・DOD(放電深度)の基礎
蓄電池の「10年保証」「15年保証」は機器保証年数ですが、実際の寿命を決めるのは「サイクル数」と「DOD(放電深度)」です。同じ容量でもメーカー・機種により実効寿命が大きく異なります。
蓄電池の寿命を決める指標
| サイクル数 | 充放電1回を1サイクルとして、何回繰り返せるかの指標。6,000〜12,000サイクルが現行モデルの目安。1日1サイクルとして16〜32年相当。 |
|---|---|
| DOD(Depth of Discharge) | 蓄電容量のうち何%まで放電するかの指標。DOD90%以上のモデルが現在の主流。DOD60%だと実効容量は表示容量の60%しか使えない。 |
| 実効容量 | 「表示容量×DOD×経年劣化係数」が実際に使える容量。10年使用で表示容量の60〜80%程度に低下するのが一般的。 |
| セル種別 | リチウムイオン(三元系・リン酸鉄系)・全固体電池(次世代)。リン酸鉄系(LFP)は発火リスクが低く長寿命。京セラのクレイ型もこの方向性。 |
| 動作温度範囲 | マイナス10度〜45度が一般的。屋外設置で猛暑地域・寒冷地は屋内設置を推奨。 |
| 容量保証 | 10年後・15年後に「表示容量の何%を維持するか」をメーカーが保証。容量保証70%以上が望ましい。 |
カタログスペックの「実用容量」「定格容量」「初期実効容量」「保証容量」を区別して確認してください。表示容量だけで価格比較すると実態と乖離します。
200V機器(IH・エアコン・エコキュート)と分電盤・契約アンペアの追加費用チェック
全負荷型蓄電池で停電時に200V機器(IHクッキングヒーター・200Vエアコン・エコキュート)を使いたい場合、見積もりに含まれていない追加費用が発生することがあります。特に築20年以上の住宅では、分電盤の交換・配電方式の変更・契約アンペアの増加が必要になるケースが多く、追加で10〜50万円程度の費用が加わる可能性があります。
200V機器+分電盤+契約アンペア確認チェックリスト
追加費用の目安一覧
| 項目 | 費用目安 | 必要なケース |
|---|---|---|
| 単相2線→3線式化工事 | 10〜30万円 | 築30年以上・200V未対応の住宅 |
| 分電盤交換 | 5〜15万円 | 空きスロット不足・古い分電盤 |
| 200V専用回路増設 | 1回路あたり3〜8万円 | エアコン用200V回路の追加 |
| 契約アンペア変更 | 工事費は無料〜数千円、基本料金月額増 | 30A→40A・50Aへの変更 |
| 漏電ブレーカー交換 | 2〜5万円 | 古い漏電ブレーカーの更新 |
※費用は住宅の状況・地域・業者によって異なります。現地調査後の正式見積もりで確認してください。
これらの追加費用は、蓄電池本体の見積もりとは別に発生することが多いため、「蓄電池の見積もり+分電盤・配線工事の見積もり」を合算した総額で他社と比較してください。補助金の対象経費に含まれるかどうかも業者に書面で確認することが重要です。
どちらを選ぶべきか:家族構成・生活スタイル別の判断基準
全負荷型・特定負荷型の選択は「停電時にどこまで普段通りの生活を維持したいか」で決まります。
タイプ別おすすめ選択
| 全負荷型を選ぶべき方 |
|
|---|---|
| 特定負荷型で十分な方 |
|
判断のポイント
「停電時にエアコンが必要か」で9割決まる。
東京の夏の熱中症リスクを考えると、高齢者・乳幼児がいる家庭では全負荷型の20〜50万円のコスト差は妥当と言えます。一方、健康な成人のみの家庭で「停電時は最低限の生活ができればよい」という方は特定負荷型が合理的です。蓄電池の目的が「電気代削減メイン・災害備えはサブ」なら特定負荷型でも十分機能します。
全負荷型・特定負荷型どちらが家族の状況に合うか、専門家に確認する
東京23区・ファミリー工房が停電時の想定使用シナリオ別にシミュレーション。補助金差し引きの実質負担も含めて説明します。
東京23区外・関東エリアの方はブルエネへ
太陽光・蓄電池のワンストップ。全負荷型・特定負荷型の提案対応。補助金申請代行つき。
よくある質問
全負荷型と特定負荷型、どちらを選べばいいですか?
停電時に家中の電気(エアコン・IH・エコキュート等)を使いたいなら全負荷型。コストを抑えて停電時でも冷蔵庫・スマホ充電・照明を確保したいだけなら特定負荷型が向いています。全負荷型は設置工事が複雑になるため費用が高くなることが多く、その分補助金との兼ね合いも考慮が必要です。
停電時にエアコンは使えますか?
全負荷型蓄電池であれば停電時でもエアコンを使えます。ただし、エアコンは消費電力が大きいため(1台あたり500W〜2kW程度)、蓄電池の容量がどれだけ持つかが問題になります。9.9kWhの蓄電池でエアコンを常時稼働させると6〜8時間程度しか持ちません。停電が長引く場合は節電が必要です。
オール電化の家では全負荷型が必要ですか?
停電時にIHクッキングヒーター・エコキュートを使いたい場合は全負荷型が必要です。ただしIHは消費電力が非常に大きく(3〜6kW)、蓄電池での利用は短時間に限られます。オール電化の場合、非常時のバックアップとして全負荷型を選びつつ、停電時の使い方(何を使い何を我慢するか)を事前に決めておくことが重要です。
東京都の補助金では全負荷型・特定負荷型どちらも対象ですか?
東京都の家庭用蓄電池補助金(クール・ネット東京)は、SII登録済みの機器であれば全負荷型・特定負荷型どちらも対象です。ただし補助金の計算は蓄電容量(kWh)ベースのため、全負荷型か特定負荷型かで補助金額は変わりません。設置工事費の違いが最終的な実質負担額に影響します。
蓄電池で200Vエアコンは停電時に使えますか?
蓄電池とパワーコンディショナーが200V出力に対応しており、かつ停電時にエアコンの専用回路がバックアップ側に含まれていれば使えます。全負荷型であれば原則200V回路もカバーされますが、特定負荷型では200V回路がバックアップ対象外になることが多いです。見積書・設計図で①蓄電池/パワコンの200V出力対応②エアコン回路がバックアップ側か③分電盤工事の範囲を確認してください。不明な場合はメーカーまたは施工店に型番を伝えて確認することを推奨します。
まとめ
- 全負荷型:停電時に家中の全回路が使える。エアコン・IHも可能。工事費が高め(特定負荷型より20〜50万円程度)。
- 特定負荷型:停電時は指定した回路のみ使用可(冷蔵庫・照明・コンセント等)。工事がシンプルで安価。
- どちらも東京都補助金の対象。補助金額は蓄電容量(kWh)ベースで同じ。
- 選択の目安:「停電時にエアコンが必要かどうか」が最大の判断ポイント。
- 高齢者・乳幼児がいる家庭や、オール電化で停電時も生活を継続したい家庭は全負荷型が適している。
- 200Vエアコンを停電時に使うには、蓄電池/パワコンの200V出力対応・エアコン回路のバックアップ配置・分電盤工事の範囲を見積書で確認。
- 容量が9.9kWhでも、エアコン常時稼働なら6〜8時間程度。「何時間持つか」の計算を設置前にしておくことが重要。
全負荷型・特定負荷型の実質負担額を比較したい方へ
東京23区はファミリー工房(補助金代行・創業20年)、23区外はブルエネへ。どちらも無料シミュレーション対応。