制度は本物ですが、手元の見積書が補助金の対象かどうかは別の話です。いまの見積書は捨てずに、同じ条件でもう1枚出してもらうと、型番と補助金の内訳が並んで比べられます。比較のためだけに使ってかまいません。

ブルエネで、いまの見積書と同じ条件で2枚目を出してもらう

令和8年度の申請スケジュール一覧

まず全体の時系列を確認します。令和8年度(2026年度)の東京都蓄電池補助金は、以下のスケジュールで動きます。

時期 手続き 備考
2026年5月29日(受付開始済み) 事前申込受付開始 クール・ネット東京の専用サイトからオンライン申請。現在の受付状況は公式サイトで確認
事前申込後 事前申込受付通知の受領 この通知を受けてから工事着手が可能になる(契約も事前申込の後)
事前申込受付通知後〜令和11年3月30日(設置期間) 契約・工事実施 工事完了まで進める
2026年6月30日〜 交付申請兼実績報告 工事完了後に行う。金融機関発行の証明書等の提出が必須
審査・交付決定の後 補助金振込 振込までの期間はクール・ネット東京の公式案内で確認
2026年10月1日〜 機器要件変更 10月以降の事前申込は令和8年度SII登録機器のみ対象

いまできることは、事前申込を出して、事前申込受付通知を受け取ることです。事前申込の前に契約してはいけません。着工は受付通知を受け取った後です。

絶対に間違えてはいけない「申請の順番」

補助金でよくある失敗は「順番の誤り」です。東京都の補助金は後付け申請が認められていません。正しい順番と間違いやすいパターンを比較します。

手続きの順番 結果
正しい順番 ①事前申込 → ②事前申込受付通知 → ③業者と契約 → ④工事着工・完了 → ⑤交付申請兼実績報告 → ⑥審査・交付決定 → ⑦補助金振込 補助金を受け取れる
よくある間違い① 業者と契約 → 工事完了 → 事前申込(後から申請しようとする) 補助金の対象外
よくある間違い② 事前申込 → 通知を待たずに工事着工 事前申込受付通知の前の着工で対象外になるリスク
よくある間違い③ 業者に「先に工事してからまとめて申請する」と言われて従う 補助金の対象外

業者の「先に工事して後から申請」は嘘か知識不足

「先に施工を終わらせてから、まとめて申請しますよ」と言う業者が一定数存在します。これは東京都の補助金では認められていません。工事後に申請しようとしても、事前申込の受理日より前の契約・着工は対象外となります。この説明をする業者には書面での確認を求め、公式の募集要項と照合することを強く推奨します。

なぜ「先に申請」が必要なのか。東京都の補助金は「契約を結ぶ前に事前申込をすること」が要件で、工事に着手できるのは事前申込受付通知を受け取った後だからです。業者の利便性のために順番を飛ばすことは制度上できません。

工事日が決まった人の受付通知前着工ストップ確認

すでに工事日が決まっている人ほど、「事前申込受付通知を受け取る前に着工しない」確認が必要です。営業担当から「事前申込は出したので大丈夫」「あとでまとめて実績報告します」と言われても、施主本人が受付番号・事前申込受付通知・工事開始日を照合できない状態では進めないでください。

緊急確認OKの状態NGサイン
事前申込の受付番号申込日・受付番号・申込内容を施主本人が確認できる「業者が出しているはず」で控えがない
事前申込受付通知事前申込受付通知の日付と申込内容を施主本人が確認済み通知を見せてもらえないまま「受付済み」と説明されている
工事開始日事前申込の後に契約日、事前申込受付通知の後に着工日が設定されている通知前に搬入・基礎工事・電気工事を始める予定
型番・容量見積書の型番と申込機器が一致し、SII/令和8年度要件も確認済み契約後に型番変更、または見積書に型番が書かれていない
補助金説明「対象外の場合の負担額」まで書面で比較できる「必ず出る」「先に工事しても通る」と口頭だけで説明される

NG欄に1つでも当てはまった方へ

工事を止める理由にはなりますが、業者に詰め寄る必要はありません。いまの見積書を持ったまま、同じ条件でもう1枚出してもらえば、型番と補助金の内訳、申請の順番が並びます。3点が並んだ時点で、いまの説明が普通かどうかは自分で判断できます。1枚しかない状態では、誰にも判断できません。

いまの見積書と同じ条件で2枚目を出してもらう

ブルエネで2枚目を出してもらう場合はこちら。

事前申込から補助金受取までの5ステップ

申請の全体像をステップで整理します。

ステップ 内容 タイミング・注意点
Step 1
事前申込
クール・ネット東京の専用サイトで申込。設置予定の機器・容量・住所等を入力する 契約・着工の前に必ず完了させる
Step 2
事前申込受付通知の受領
クール・ネット東京から事前申込受付通知が届く この通知を受け取るまで工事を開始してはいけない。通知が来たことを自分で確認する
Step 3
契約・工事
業者と正式に工事契約を締結し、設置工事を実施 DR実証参加者は交付申請兼実績報告の前にDR実証契約の締結が必要。SII登録機器かを工事前に確認
Step 4
交付申請兼実績報告
工事完了後に実績報告書・領収書・金融機関発行証明書等を提出 金融機関発行の証明書等の提出が必須
Step 5
補助金振込
都側が交付申請兼実績報告を審査し、交付決定の後に補助金を振込 振込までの期間はクール・ネット東京の公式案内で確認する。振込前の支出は全額自己負担で立替が必要

令和8年度の3つの変更点

令和7年度から令和8年度にかけて、申請に直接影響する変更が3点あります。業者が令和7年度の知識のままで説明している可能性があるため、自分でも把握しておいてください。

変更点 内容 誰に影響するか
①機器要件の変更
(10月1日〜)
令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、国事業(ZEH化・省CO2化促進事業)のSII登録済み製品のみが対象。令和8年度版のSIIリストに掲載されていない機器は補助対象外になる 秋以降に設置を検討している人。夏に営業されて「SII登録済み」かどうかを確認できていない人
②金融機関発行証明書の義務化 実績報告(交付申請)の際に「金融機関発行の証明書等」の提出が必須に。詐欺的業者への対策として導入された新制度 全申請者。実績報告時に証明書がないと申請が完了しない
③DR実証参加時の加算 DR実証に参加する場合、エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置すると1台あたり15万円、設置しないと10万円が加算される。参加した場合の上限の扱いは公式募集要項で確認する DR実証参加を前提にした金額の見積もりをもらっている人

令和7年度 vs 令和8年度:主な変更点の比較

項目 令和7年度 令和8年度
対象機器(10月以降) SII登録機器全般 国事業(ZEH化・省CO2化)のSII登録済み製品のみ
金融機関発行証明書 任意(一部ケースで求められる場合あり) 必須(全申請者が実績報告時に提出)
DR実証参加時の加算 — 1台あたり15万円(エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置)または10万円(設置しない)。参加した場合の上限の扱いは公式募集要項で確認

※上記は2026年5月時点の公表情報に基づきます。最新の正式な要件は必ずクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)で確認してください。年度途中に運用が変更される場合があります。

変更点①(機器要件)は特に注意が必要です。5〜9月に申し込む分には現行要件が適用されますが、10月以降は要件が厳しくなります。業者が令和7年度時点のSII登録情報をもとに説明している場合、令和8年度版リストで要件を満たさない機器が含まれている可能性があります。型番を控えてSII公式サイト(sii.or.jp)で確認してください。

DR実証:参加する?しない?判断基準

DR実証に参加すると補助金が加算されます。ただし参加すれば必ずトクというわけではなく、義務の内容を理解したうえで判断する必要があります。

DR実証参加 DR実証不参加
補助上限 参加した場合の上限の扱いは公式募集要項で確認 120万円/戸
加算額 エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置:1台あたり+15万円
設置しない:1台あたり+10万円
なし
主な義務 電力需要調整(ピーク時の充放電制御)への協力
DR実証契約の締結(交付申請兼実績報告の前に必要)
なし
向いている人 加算を受けたい。電力制御が入っても許容できる 電力を自分でコントロールしたい

DR実証の「電力需要調整」とは、電力系統の需給が逼迫したときに、蓄電池の充放電を外部からコントロールされることです。自家消費の計画が外れるタイミングが生じる可能性があります。「補助金が増えるから参加して当然」という業者の説明は一面的です。義務の内容を業者に書面で確認し、自分の生活スタイルと合うかどうかを判断してください。なお、太陽光パネル+蓄電池+V2Hの補助金を合算して「300万円超」と説明されたときの確かめ方は「補助金300万円超」は本当かで解説しています。

DR実証契約のタイミングに注意

DR実証に参加する場合、DR実証契約の締結は「交付申請兼実績報告を行う前」に完了させる必要があります。工事完了後に「やっぱり参加する」と後から契約することはできません。参加する場合は、事前申込の段階から業者と確認を取っておくことが必要です。交付決定が遅い、共同実施者書類で不備通知が来た、型番欠品で代替申請が必要になった場合は、DR補助金の交付決定遅延・書類不備チェック表で確認してください。

よくある失敗5パターン

申請の順番だけでなく、実際の手続きでよく起きる失敗を整理します。

失敗パターン①:事前申込前に「仮契約」を締結してしまう

業者に「仮契約は大丈夫、後から正式に申請しますよ」と言われて署名した場合でも、仮契約が「契約」と見なされれば補助金の対象外になります。どんな書類であっても、署名・捺印をする前に事前申込の受理を確認してください。

失敗パターン②:事前申込受付通知を確認せずに着工を許可してしまう

事前申込を提出した後、業者が「受理されましたよ」と言うのを信じて工事を開始するケースがあります。事前申込受付通知が届いているかを自分で確かめ、内容を確認してから着工を許可してください。

失敗パターン③:キャッシュバックキャンペーンの金額を補助対象経費に含めてしまう

キャッシュバック・ポイント還元の予定額は補助対象経費から除外する必要があります。業者が「工事費100万円、キャッシュバック10万円で実質90万円」と提示している場合、補助金の計算基礎は100万円ではなく90万円(実質負担額)になります。見積もりにキャッシュバックが含まれている場合は業者に確認してください。

失敗パターン④:金融機関発行証明書を準備していない

令和8年度から実績報告時に金融機関発行の証明書等の提出が必須になりました。この証明書の詳細はクール・ネット東京の公式サイトのFAQで確認できます。書類が揃っていないと実績報告が完了せず、補助金の振込が遅れます。クール・ネット東京の公式案内で確認してください。

失敗パターン⑤:区市町村の補助金と申請の順番を間違える

東京都の補助金と区市町村の補助金を併用する場合、どちらを先に申請するかのルールが自治体によって異なります。「都の補助金申請が先」「同時申請可」など自治体ごとに条件が違うため、工事前に区市町村の窓口に確認することが必要です。補助金の二重取りは禁止されていませんが、申請の順番を守らないと片方が無効になるケースがあります。

事前申込の前に準備すること

事前申込を出す前に、自分の手元で確認しておくものを整理します。

事前申込前の確認チェックリスト

  • 設置予定の蓄電池の型番・蓄電容量(kWh)を業者から書面でもらっている
  • その型番がSIIの登録リストに掲載されていることを自分で確認した(sii.or.jp)
  • 見積書に「メーカー保証年数」「施工保証年数」が明記されている
  • 業者が「東京都の補助金の事前申込代行サービス」に対応していることを確認した
  • DR実証への参加有無について業者から書面で説明を受けた(参加する場合は義務内容も確認)
  • 区市町村の補助金との併用を検討している場合、自治体への確認が済んでいる
  • 事前申込は契約・工事の前に行うものであることを業者が正確に説明していることを確認した

事前申込そのものはクール・ネット東京の専用サイトからオンラインで行います。業者が手続きを手伝う場合もありますが、申込内容(機器・容量・金額)は必ず自分で確認してください。業者まかせにしていると、後から「申し込んだ機器と実際に設置した機器が違う」というトラブルが発生することがあります。

東京都の蓄電池補助金が振り込まれない——原因5つと確認手順

「東京都の蓄電池補助金が振り込まれない」と不安になった時は、まず入金予定日だけを見るのではなく、交付申請兼実績報告が正式に受付完了しているかを確認してください。東京都の補助金は後払いのため、工事完了後すぐに振り込まれる制度ではありません。実績報告の受付後、審査・交付決定・振込と進むため、時間がかかります。期間の目安はクール・ネット東京の公式案内で確認してください。

補助金が振り込まれない5つの主な原因

原因 詳細 対処法
①書類不備 実績報告の提出書類に不足・記載ミスがある場合、クール・ネット東京から差し戻し連絡が来ます。設置写真・機器型番・領収書の不一致などが原因になる 代行業者に提出書類の控え一式を確認。差し戻し連絡(メール・電話)を見落としていないかチェック
②金融機関発行証明書の未提出 令和8年度から新たに必須となった書類。口座情報や支払い実績を証明する金融機関発行の書類が揃っていないと審査が進まない 取引銀行に発行を依頼。書類の詳細はクール・ネット東京の公式案内で確認
③実績報告の未提出・提出漏れ 「業者が全部やる」と言われて安心していたが、実際には実績報告が未提出のケース。受付番号が手元にない場合は要注意 マイページまたはクール・ネット東京に受付番号を照会。代行業者に提出日と受付番号を書面で確認
④事前申込前の工事着工 事前申込の受理前に工事を開始していた場合、補助金の対象外として却下される。経過措置の適用外の場合は補助金ゼロ 事前申込の受理日と工事着工日を照合。対象外と判定された場合は消費生活センター(188)に相談
⑤DR契約の不備 DR実証参加を前提に申請したが、DR実証契約の締結が交付申請前に完了していなかった場合、加算額が減額または却下される DR実証契約の締結日を確認。交付申請兼実績報告の提出前に締結済みであることを書面で確認

入金が遅いと感じた時の確認順

業者任せのままにしない

「補助金申請は代行します」と言われていても、受付番号・提出日・提出書類の控えは施主側でも保管してください。控えが一切出てこない場合は、申請自体が未提出になっていないか早めに確認する必要があります。

型番違い・名義不一致・予算終了——契約前に見落としやすい3つのリスク

補助金申請で最も取り返しのつかない失敗は、「見積書・契約書・申請書の記載内容が一致しない」ことです。型番が1文字違うだけで補助金対象外になるケースがあります。また、東京都の補助金は予算が尽き次第終了のため、契約後に「予算終了で申請できない」リスクもあります。

契約前チェック表:型番・名義・予算の確認

「契約してから補助金予算が終了した」場合の対処

東京都の蓄電池補助金は予算(令和8年度は約1,012億円)の範囲で行われるため、予算に達すると受付が終わる可能性があります。契約後に予算終了となった場合、補助金なしの全額自己負担になります。契約前に「もし補助金が受けられなかった場合、契約の解除またはキャンセルは可能か」を業者に書面で確認してください。この確認をしないまま契約すると、補助金ゼロ+高額なキャンセル料というリスクがあります。

補助金説明・契約書・工事内容が食い違う場合

「補助金で実質◯万円」と言われたのに契約書の型番・容量・設置場所・工事内容・支払総額が違う場合は、工事前に止めて確認してください。訪問販売で契約済みの方は、契約書と説明が違う時の書面不備・クーリングオフ確認もあわせて確認すると、補助金対象外や追加費用の見落としを防ぎやすくなります。

令和8年10月以降:SII登録機器が必須になる確認表

令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、対象機器は国の事業(ZEH化・省CO2化促進事業)でSII登録済みの製品のみに限定されます。5〜9月に申し込む場合はこの要件は適用されませんが、10月以降の申込を予定している方は契約前に機器の登録状況を必ず確認してください。最新の正式な要件はクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)でご確認ください。年度途中に運用が変更される可能性があります。補助金額の計算方法と対象条件は補助金はいくら?計算方法と対象条件もあわせて参照してください。

確認項目確認内容確認方法
型番の控え 見積書・仕様書に記載された蓄電システムの型番(枝番含む)を取得する 業者から書面で受け取る。口頭確認のみは不可
SII登録検索 令和8年度版SII登録リストに型番が掲載されているか照合する SIIのウェブサイト(sii.or.jp)で型番を1文字単位で照合
メーカーへの確認 令和8年度のSIIへの登録申請・更新状況をメーカーに直接確認する SIIリストに見当たらない場合はメーカーへ問い合わせ。登録作業中の場合もある
申請時期の確認 10月1日以降に事前申込を行う予定か確認する。9月末までに申し込める場合は要件変更の影響なし 業者と工事・申請スケジュールを書面で確認
業者説明との照合 業者が令和8年度版SIIリストをもとに説明しているか確認する 令和7年度のSII情報をそのまま使用している業者の説明は要注意

※ 2026年6月時点の公表情報に基づきます。要件の詳細・最新情報は必ずクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)で確認し、業者の説明と照合してください。

型番・名義・予算。契約書に判を押す前に、同じ条件の2枚目と突き合わせる

チェック表の項目を業者に1つずつ聞くより、同じ条件でもう1枚出してもらう方が早く済みます。型番、補助金の内訳、申請を出す時期。この3つが2枚並べば、いまの見積書のどこが違うかは数字で分かります。いまの見積書は手元に置いたままでかまいません。

ブルエネで、いまの見積書と同じ条件で2枚目を出してもらう

契約後のメーカー変更・型番変更——補助金対象外になるリスクと確認手順

工事契約後に「在庫不足」「仕様変更」「価格改定」などの理由で業者からメーカーまたは型番の変更を提案されることがあります。この変更が補助金申請に影響することを知らずに承諾してしまうと、補助金が減額または対象外になるリスクがあります。

確認項目確認内容確認方法
変更申請の要否 事前申込書に記載した機器(型番・容量)から変更する場合、クール・ネット東京への変更申請が必要かどうかを確認する 業者から書面で確認。変更の手続きはクール・ネット東京の公式案内(tokyo-co2down.jp)で確認
SII登録の再確認 変更後の型番が令和8年度版SII登録リストに掲載されているかを照合する SIIのウェブサイト(sii.or.jp)で型番を1文字単位で確認。変更後の型番が未登録の場合は補助金対象外
交付決定額への影響 容量(kWh)が変わる場合、補助金の計算基準(容量×10万円)が変わり、交付決定額が変わる 変更後の容量で補助金額を再計算。業者の試算だけでなく自分でも確認
書面の再発行 見積書・契約書に記載された型番・容量が変更後の内容に更新されているかを確認する 変更内容を反映した見積書・契約変更書・申請書類の控えを書面で受け取る
業者の説明照合 変更を「問題ない」と口頭で説明するだけでなく、補助金への影響を書面で確認できるか 令和8年度SIIリスト・クール・ネット東京の要件と業者の説明を自分で照合する

※最新の変更申請手続き・要件はクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)でご確認ください。令和8年度10月以降はSII要件が変わります(SII登録機器の確認表参照)。

【注意】型番が変わった場合は必ず書面で確認を

「似たような機器に変わっただけ」という口頭説明を鵜呑みにするのは危険です。型番の枝番(-01, -A 等)が変わるだけで補助金対象外になることがあります。変更が発生した場合は、変更後の型番をSIIサイトで自分で照合し、変更内容を反映した書面を受け取ってから工事に進んでください。

売却・引っ越し前に確認:補助金の処分制限と返還リスク

東京都の蓄電池補助金を受けた設備は、一定期間内に処分・譲渡・住宅売却に伴う扱い変更をすると、手続きや補助金返還が必要になる場合があります。「数年以内に引っ越すかもしれない」「住宅売却を検討している」場合は、申請前または売買契約前に処分制限を確認してください。年度・補助メニューで扱いが変わるため、最新条件は必ずクール・ネット東京(tokyo-co2down.jp)や東京都環境局の公式案内で確認します。

状況契約前に確認すること確認先・証拠
6年以内に住宅売却の可能性蓄電池の処分制限期間、買主への承継可否、返還額の計算方法クール・ネット東京の募集要項、処分制限・財産処分の案内、売買契約前の照会記録
引っ越し・賃貸化の可能性設備を残す/撤去する/所有者が変わる場合の手続き補助金交付決定通知、設備の所有者、建物所有者、電力契約名義の整合
太陽光も同時に補助金対象蓄電池と太陽光で処分制限期間が異なる可能性。太陽光側の期間も別に確認各補助メニューの交付条件、設備ごとの取得財産管理台帳
相続・離婚・共有名義変更名義変更が「処分」に当たるか、承継手続きが必要か公式窓口への事前照会、司法書士・不動産会社への共有

※「6年」などの期間は過去・現行公表情報に基づく目安です。年度や対象設備により異なるため、必ず交付年度の要項で確認してください。

実績報告で差し戻されやすい施工写真・領収書・型番の最終チェック

工事後の交付申請兼実績報告では、「設置した事実」と「支払った事実」を書類で示します。ここで施工写真を撮り忘れたり、領収書の宛名・型番・容量が契約書と違ったりすると、入金遅延や差し戻しの原因になります。

確認するものよくある不備工事当日に残す証拠
施工写真設置前後・蓄電池本体・パワコン・分電盤・設置場所の写真が不足施工前、施工中、完了後、周辺が分かる引き写真を保存
銘板・型番写真SII登録型番と実機銘板の枝番が違う本体銘板、保証書、納品書、申請控えの型番を照合
領収書・支払証明宛名が申請者と違う、金融機関発行証明書と金額が合わない申請者名・支払日・金額・振込元口座を確認
領収書の内訳・明細「一式〇〇万円」のみで機器費・工事費・HEMS費の内訳がなく、補助対象経費との照合ができない業者に「項目別の領収書または内訳明細書」を依頼。一式表記の場合は補助対象外経費の分離確認が必要
交付決定額営業見積もりの「最大額」と交付決定通知の金額が違う対象経費、容量、DR加算、区市町村併用分を分けて再計算
DR/Wi-Fi通信Wi-Fiなし・通信設定未完了でDR実証契約や遠隔制御の確認が遅れる通信方式、月額通信費、設定サポート、DR契約締結日を控える
金融機関発行証明書令和8年度から実績報告時に必須の新書類。ローン・クレジット払いの場合、発行元の金融機関へ事前依頼が必要。記載金額・宛名・支払日が領収書・契約書と一致しているか確認契約前に業者へ発行元・記載項目・依頼タイミングを確認。発行に時間がかかる金融機関もあるため早めに動く。詳細はクール・ネット東京の公式案内で確認
キャッシュバック・ポイント還元控除後の助成対象経費業者からキャッシュバックやポイント還元がある場合、その金額を差し引いた後の金額が補助金計算の基礎(助成対象経費)となる。見積書の総額がそのまま助成対象経費にはならない見積書に「キャッシュバック〇万円」「ポイント還元〇万円」が含まれている場合、業者に助成対象経費の正確な金額を書面で確認。実績報告では控除後の金額を記載する

補助金申請代行の手数料・控え・期限責任——業者任せにする前の確認表

「補助金申請は全部代行します」という業者もいますが、代行費の金額・申請控えの渡し方・差し戻し時の責任が契約書に明記されていないケースがあります。代行任せにしたまま控えを受け取らないでいると、申請漏れ・型番変更・差し戻し放置が発覚しにくくなります。

確認ポイント聞くべき質問危険なサイン
代行手数料の明示「補助金申請代行の費用は見積書のどこに含まれていますか?金額はいくらですか?」「サービスです」「含まれています」だけで金額を言えない
申請控えの渡し方「事前申込の受付番号と申請内容の控えを私に渡してもらえますか?」「全部こちらで管理します」と言って施主に控えを渡さない
事前申込受付通知の確認「事前申込受付通知は私も確認できますか?受付通知を確認してから着工できますか?」「確認不要、そのまま工事に進めます」と通知確認を飛ばす
差し戻し時の対応「書類不備でクール・ネット東京から差し戻しが来た場合、誰がどう対応しますか?期限内に再提出できますか?」「差し戻しにはなりません」と断言して対応手順を説明しない
申請ミス時の責任「申請ミスや補助金不認定になった場合の補償は契約書に記載されていますか?」「そんなことはありません」と責任の所在を曖昧にする
不正返還リスクの説明「補助対象外経費の水増し・型番変更など、補助金返還になるケースを説明してもらえますか?」「問題ありません」だけで具体的なリスク説明をしない

業者任せにしないために

申請代行を利用する場合でも、①事前申込の受付番号、②事前申込受付通知の控え、③実績報告提出日と受付番号——この3点は施主側でも必ず控えてください。これらがないと、申請がどこまで進んでいるかを自分で確かめられません。

契約後に業者と連絡がつかない時の補助金申請確認表

契約後や工事直前になって販売店・申請代行業者と連絡がつかない場合、いちばん危険なのは「事前申込や実績報告が進んでいると思い込んだまま期限を過ぎること」です。補助金は業者ではなく施主の家計に直結するため、受付番号・事前申込受付通知・実績報告期限を施主側でも確認してください。

今すぐ集めるもの確認する理由手元にない場合の動き方
事前申込の控え・受付番号申請が本当に出ているかを確認する起点。機器型番・容量・申請者名も照合するメール、マイページ、業者からの提出報告を探す。番号がなければ申請未提出の可能性を疑う
事前申込受付通知受付通知の前に着工していないか、申込内容と対象機器が合っているかを確認する通知が見当たらなければクール・ネット東京へ状況照会
契約日・工事予定日/完了日事前申込より前の契約、事前申込受付通知より前の着工があると対象外リスクがある契約書、注文書、工程表、LINE/メールの工事日連絡を保存する
実績報告期限工事後の交付申請兼実績報告が未提出のままだと振込に進まない工事完了日、領収書発行日、金融機関証明書の発行予定を並べて、期限内に提出できるか確認
領収書・金融機関発行証明書令和8年度の実績報告で支払証明が重要。宛名・金額・支払日が契約書と違うと差し戻しになる金融機関や信販会社へ発行可否を確認。領収書の再発行・内訳明細も早めに依頼
業者への連絡履歴連絡不能・説明不一致・期限放置の証拠になる電話日時、メール、SMS、LINE、訪問記録を保存。訪問販売や高齢者契約なら188相談の材料にする
公式問い合わせ先業者の説明だけでなく、制度側で申請状況を確認するため受付番号を添えてクール・ネット東京へ確認。契約トラブル性がある場合は消費生活センター(188)も検討

「業者が持っているはず」で止めない

申請代行を依頼していても、受付番号・事前申込受付通知・提出書類の控えは施主本人が確認すべき情報です。連絡不能のまま工事を進めると、補助金対象外・入金遅延・ローンだけ残るリスクがあります。契約内容や勧誘方法に不安がある場合、本記事だけで判断せず、消費生活センター(188)など公的窓口にも相談してください。

補助金申請中に業者が倒産・廃業した場合の対処順

補助金の申請代行を依頼していた業者が工事後または実績報告前に倒産・廃業した場合、施主自身が状況を把握して動く必要があります。「業者任せにしていたら連絡が取れなくなった」という事態に備え、以下の書類と確認先を手元に置いてください。

確認ポイント手元に持つべき書類・情報問い合わせ先
申請控えの保管事前申込の受付番号・申請内容の控え(機器・容量・申請者名)クール・ネット東京の蓄電池ヘルプデスクに受付番号を伝えて状況確認
事前申込受付通知の確認事前申込受付通知の控え控えがない場合はクール・ネット東京に照会
工事の進捗記録施工写真(設置前後・銘板)・工事完了日の記録実績報告の最低限の証拠として保管。未完了工事は補助対象外になる可能性あり
機器の保証書蓄電池メーカーの保証書(メーカー名・型番・保証期間)業者経由ではなくメーカー直接に保証継続・移管の可否を確認
支払証明書類領収書(宛名・金額・支払日)・金融機関発行証明書金融機関に証明書の再発行依頼が可能か確認
代替窓口への相談SII登録業者リスト・クール・ネット東京の問い合わせ先クール・ネット東京またはSIIに「業者廃業時の実績報告手続き」を確認

法的保証は本記事では提供できません

業者の倒産・廃業は補助金制度の問題ではなく民事上の問題です。補助金の申請継続が可能かどうかは状況によって異なります。工事が未完了の場合は補助対象外となる可能性があります。状況に応じて消費生活センター(188)または弁護士への相談も検討してください。

領収書の宛名・共同名義・夫婦別口座で止まらないための名義チェック

東京都の補助金は、申請者・契約者・建物所有者・振込口座・領収書宛名の整合性が重要です。夫婦共有名義、親名義の家、子が支払うケースでは、契約前に公式窓口または申請代行業者へ個別確認してください。

ケース止まりやすい点契約前に確認すること
夫名義で契約、妻名義の建物申請者・建物所有者・契約者が一致しない誰を申請者にするか、同意書や所有者確認が必要か
共同名義の住宅領収書・補助金振込口座が片方名義だけ共同所有者の同意、申請者本人名義の口座でよいか
親名義の家に子が支払う支払者・申請者・所有者が分かれる親を申請者にするのか、子の支払いをどう証明するか
ローン・信販払い領収書ではなく支払予定表・金融機関証明の扱いが曖昧実績報告で必要な支払証明と宛名を事前確認
電気契約の名義が申請者と違う東京電力等の電力契約名義が補助金申請者名と異なる場合、売電先の確認や追加書類が求められる電力契約名義を確認し、申請者名と一致しなければクール・ネット東京に事前相談
余剰売電の口座名義が申請者と違うFIT/余剰売電の振込口座名義が申請者本人でない場合、補助金と売電の帰属が整合しない売電収入の口座名義と補助金申請者の一致を確認。家族名義なら変更手続きを検討
補助金振込口座が家族名義振込先に家族名義口座を指定すると振込停止・差し戻しになる補助金振込口座は申請者本人名義が原則。通帳コピーの名義が一致しているか確認

5者名義照合チェック(契約前に全行一致を確認)

照合対象名義の記載場所不一致時のリスク
①補助金申請者事前申込書、交付申請書全書類の基準。他4者とズレると差し戻し
②工事契約者工事請負契約書、見積書申請者と不一致だと対象外リスク
③建物所有者登記簿謄本、固定資産税通知書所有者≠申請者なら同意書・追加確認が必要
④電力契約者東京電力等の契約名義(検針票・マイページ)補助金要件に電力契約の整合性が含まれる場合あり
⑤売電/振込口座余剰売電口座、補助金振込先口座名義不一致で振込停止・売電収入帰属の疑義

※5者すべてが同一人物でなくても申請可能な場合がありますが、不一致がある場合は必ず事前にクール・ネット東京の蓄電池ヘルプデスクへ個別確認してください。確認なしに進めると差し戻し・入金遅延の原因になります。

よくある質問

東京都の蓄電池補助金の事前申込はいつから始まりますか?

令和8年度(2026年度)の事前申込は2026年5月29日に受付が始まっています。クール・ネット東京の専用サイトからオンラインで申し込みます。現在の受付状況と予算の残りは、申込前にクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)で確認してください。

事前申込と交付申請は何が違いますか?

事前申込は「補助金を使う意思表示」の手続きで、契約・工事の前に行う必要があります。交付申請兼実績報告は工事完了後に実際の補助金請求を行う手続きです。事前申込→事前申込受付通知→契約・工事→交付申請兼実績報告→審査・交付決定→補助金振込、という順番が必須です。この順番を逆にすると補助金の対象外になります。

すでに業者と契約してしまった場合、補助金は受け取れませんか?

契約締結の前に事前申込が必須のため、事前申込より前に結んだ契約は原則として補助対象外です。なお公式にある「令和8年4月1日〜6月30日に契約締結又は契約・工事完了した事業を除く」という記載は、10月1日以降の事前申込でSII登録機器に限るという要件から除く扱いのことで、事前申込前の契約の扱いとは別の話です。すでに契約してしまった場合は、必ずクール・ネット東京の蓄電池ヘルプデスクに個別確認することを強く推奨します。

DR実証には必ず参加しないといけませんか?

DR実証への参加は任意です。参加しなくても10万円/kWh・上限120万円の基本補助は受け取れます。DR実証に参加すると、エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置する場合は1台あたり15万円、設置しない場合は10万円が加算されます。参加した場合の上限の扱いは、クール・ネット東京の公式募集要項で確認してください。ただし参加には電力需要調整への協力義務があるため、内容を十分に理解したうえで判断してください。DR実証契約は交付申請の前までに締結する必要があります。

10月以降に申し込む場合、何か変わりますか?

令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、対象機器の要件が変わります。国の事業(戸建て住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業)でSII登録済みの製品のみが対象となるため、令和8年度版のSII登録リストに掲載されている機器かどうかを必ず確認する必要があります。5〜9月に申し込む場合はこの要件変更の影響はありません。

補助金が振り込まれない主な理由は何ですか?

主な原因は5つです。①実績報告の書類不備(設置写真・型番・領収書の不一致)、②令和8年度から必須の金融機関発行証明書の未提出、③実績報告そのものの未提出・提出漏れ、④事前申込前に工事を開始していた(補助金対象外)、⑤DR実証契約の締結が交付申請前に完了していなかった。まずマイページで受付番号と提出状況を確認し、不明な場合はクール・ネット東京に問い合わせてください。

業者が「工事してから申請する」と言っています。これは正しいですか?

誤りです。東京都の蓄電池補助金は「契約の前に事前申込をし、事前申込受付通知を受け取った後に工事を開始する」のが正しい順番です。工事してから申請する方法は認められていません。そのような説明をする業者は補助金の仕組みを正確に把握していない、または意図的に省略している可能性があります。「先に工事してから申請可能」と言われたら書面で確認を求め、公式の募集要項と照合してください。

太陽光パネルがない場合でも東京都の蓄電池補助金は対象になりますか?

太陽光パネルなしで申請できるかは、年度・対象メニュー・DR実証参加条件によって確認が必要です。少なくともSII登録機器であること、IoT機器(HEMS等)との組み合わせ、工事前の事前申込、対象経費の範囲は必ず確認してください。営業資料だけで「太陽光なしでも必ず出る」と判断せず、最新の募集要項をクール・ネット東京の公式サイト(tokyo-co2down.jp)で確認するか、申請実績のある業者に個別相談することを推奨します。

契約後にメーカーや型番が変更になった場合、補助金はどうなりますか?

変更後の型番がSII登録リストに掲載されているか、交付決定額や変更申請の要否が変わらないかを確認する必要があります。業者の「同等品なので大丈夫」という口頭説明だけで承諾せず、変更後の型番・容量・見積書・契約変更書・申請控えを同じ内容にそろえてから工事へ進んでください。

蓄電池の補助金を受けた後に住宅を売却すると返還が必要ですか?

処分制限期間内に設備を処分・譲渡・売却に伴って所有関係を変更する場合、手続きや補助金返還が必要になることがあります。期間や返還条件は年度・補助メニューで異なるため、住宅売却・引っ越し・相続・共有名義変更の可能性がある場合は、クール・ネット東京や東京都環境局の公式案内で事前確認してください。

契約後に業者と連絡がつかない場合、東京都の蓄電池補助金申請は何を確認すべきですか?

まず事前申込の受付番号、申請内容の控え、事前申込受付通知、契約日、工事予定日または完了日、実績報告期限、領収書・金融機関発行証明書、業者への連絡履歴を集めます。受付番号がある場合はクール・ネット東京へ状況確認し、控えが一切ない場合は申請未提出の可能性もあるため早めに確認してください。訪問販売や説明不一致の不安がある場合は消費生活センター(188)への相談も検討します。

東京都の蓄電池補助金が振り込まれない時は何を確認すべきですか?

まずマイページやメールで交付申請兼実績報告の受付完了日と受付番号を確認します。次に、令和8年度から重要な金融機関発行の証明書等、領収書、設置写真、機器型番などの提出漏れがないかを確認してください。実績報告受付後は審査・交付決定を経て振り込まれます。書類不備があるとクール・ネット東京から連絡が来ます。不明な場合は申請者本人または代行業者経由でクール・ネット東京へ問い合わせます。

見積書と申請書の型番が違うと補助金はどうなりますか?

見積書・契約書・事前申込書に記載された蓄電池の型番が一致していない場合、審査で差し戻しまたは却下される可能性があります。型番の枝番(-01, -A等)が1文字違うだけで別製品として扱われ、SII登録外となるケースもあります。契約前に見積書の型番をSIIサイト(sii.or.jp)で照合し、全ての書類で型番が完全一致していることを確認してください。

補助金の申請者と建物の名義が違う場合はどうすればよいですか?

東京都の蓄電池補助金の申請者は原則として設置場所の建物所有者です。夫婦で名義が異なる場合や、親名義の建物に子が申請する場合は、事前にクール・ネット東京に個別確認が必要です。電力契約の名義・振込口座の名義も申請者と一致させる必要があるため、契約前に名義の整合性を全て確認してください。

蓄電池の補助金を受けた後に住宅を売却すると補助金を返す必要がありますか?

東京都の蓄電池補助金には処分制限期間があり、一定期間内に設備を処分・売却・譲渡すると補助金の全部または一部の返還が求められる場合があります。処分制限期間・返還条件・手続きは年度・補助メニューによって異なるため、必ずクール・ネット東京(tokyo-co2down.jp)の公式募集要項またはクール・ネット東京の蓄電池ヘルプデスクで個別確認してください。住宅売却や引っ越しが今後予想される場合は、補助金申請前に処分制限の内容を確認することを強く推奨します。

この記事のまとめ

  • 申請の順番:①事前申込→②事前申込受付通知→③契約・着工→④交付申請兼実績報告→⑤審査・交付決定→⑥補助金振込。この順番が前後すると補助金は出ない
  • 業者の「申込済み」は、事前申込の受付番号と申込内容の控えで本人が確かめる
  • 令和8年度の主な変更点:10月以降の機器要件・金融機関発行証明書の義務化・DR参加時の加算(1台あたり15万円または10万円)。10月以降に事前申込をする場合は、対象機器の要件をクール・ネット東京の公式サイトで再確認する
  • 業者に任せっきりにせず、申込内容・順番・書類を自分で確認することが補助金受取の最重要ポイント

順番を知らないまま話が進んでいたとしても、契約書に判を押していないなら失敗ではありません。金額が大きく制度も複雑で、営業の説明をその場で確かめる方法が無かっただけです。ここまで読んだ時点で、確かめる方法は手元にあります。

今日やるなら、業者に「事前申込の受付番号と、申込内容の控えをください」と1本送ることです。5分で終わります。控えが出てくれば、順番は守られています。出てこなければ、そこから確かめればいいだけです。今日決めなくてかまいません。